体重6kg以上のお子さまから治療可能です
皮膚の正常化を
目標とした
赤ちゃん
アトピー治療
●赤ちゃんアトピーって??
生後すぐにできる湿疹をまとめて乳児湿疹と呼ばれていますが、部位は顔、頭、首、口や耳の周囲が多いですが、手足の関節や体幹にも出ることがあり様々です。
赤ちゃんの場合はおむつかぶれ(接触性皮膚炎)やあせも(汗疹)などもできやすく、またホルモンの関係で脂漏性湿疹も多いこの時期は、アトピー性皮膚炎かどうか見分けがつきにくいことがあります。
主な症状は”かゆみ”ですが、炎症が強い場合は痛みを伴うこともあります。特に赤ちゃんは言葉で訴えることが出来ないため、不機嫌・寝不足・食欲不振といった形で表現します。これらは、本人はもちろんのこと、ご両親さまにとって一番つらいことではないでしょうか。
何とかしてあげたい、と多くのご両親が感じられていらっしゃることと思います。実際は様々な病態の湿疹が混在するこの時期は、よくなったり悪くなったりをくり返す湿疹、慢性化をたどる状態を全て「アトピー」と一括に診断されたり、ご自身で判断されている場合も多くあります。
これはアトピーかなと思っても違うこともあります。2歳以下のお子さんでは、診断が難しと言われています。赤ちゃんが、ステロイドを毎日つけてもなかなか良くならない、痒みがとれず困っている、寝付きが悪い、機嫌が悪い、皮膚がざらざら、がさがさしている状態でしたら、ご自身で判断せず、一度ご受診をお勧めします。
本ページで言う赤ちゃんアトピーとは、一般的に言われる乳児湿疹、脂漏性湿疹、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、とびひ等による様々な湿疹、もちろんアトピー性皮膚炎+他の湿疹が含まれます。当院の新内服薬による治療は、ほとんどの状態に効果を発揮します。
それぞれの生まれ持った体質、環境、治療歴は皆さま違います。また、病状も一人一人異なります。赤ちゃんアトピーにも、オーダーメードの治療が必要なのです。当院では経験豊かな医師が診察の上、適切な治療方法を提示させて頂きます。
赤ちゃんは成長に向けて細胞が活性化しており、皮膚の再生が早いことが希望です!
治療開始が早ければ早いほど、治療期間も短くて済むことが多いです。
体の内側から治療することで、赤ちゃん本来の必ずつるつるのお肌を取り戻せる、と信じています。
赤ちゃんアトピーで本当にお困りの方、早く治してあげたいと思われる方は、当院の画期的な”りつの式”治療法をお試し下さい。
その他よくあるご質問
●食事はどうすればいいの?
アトピーのお子さまは、食物アレルギーを合併していることが多くあります。乳児の食物アレルギーの原因となるもので最も多いのはご存じのとおり「鶏卵」で、次に「牛乳」、「小麦」です。
すでに他院で食物アレルギーを指摘され、お食事等を気をつけていらっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、気をつけているのにあまり良くならない、いつまで食べてはいけないの?いつかは食べられるようになるかしら?と心配される方が多くいらっしゃいます。
すでに検査を受けてアレルギー反応が強陽性の方は別ですが、当院のアトピー内服薬と合わせて、陽性と出た食べ物も少量ずつ摂取して頂いています。湿疹が出なければ、そのまま続けて頂き、湿疹が出たらやめて頂くことで、徐々に脱感作をして行きます。体は正直ですから、身近で観察している親御さんの判断にお任せしています。治療を開始したら、食べ物であまり神経質にならないようにして下さい。とお話ししています(※当院では、赤ちゃん・幼児にはアレルギー検査を含めた採血検査は行っていません。)
●アトピーを予防することって出来るの?
アトピーは遺伝的なものが大きく関わっているのは事実ですが、環境因子やその他の因子がアトピーの発症原因であることが分かってきました。一つは皮膚のバリアが弱い状態に皮膚からアレルゲンに感作してしまうことで、それに対するアレルギーを惹起してしまいます。皮膚のバリアが弱い状態というのは主に乾燥があげられます。アトピー素因を持つお子さまは特にですが、皮膚が乾燥しやすいので注意が必要です。皮脂というのは適度にあることで皮膚を外的刺激から守っているのです。
ですから、皮脂を石けん等で洗い流し過ぎないこと、乾燥しているようならきちんと保湿をしてあげることが大切です。新生児から保湿を行うことで、アトピーの発症率が明らかに低下するというデータが示されています。
また、皮膚の常在菌や腸内の細菌叢は皮膚や腸壁のバリアに一役かってくれていますので、これらを最適な状態を保つことも非常に大切です。日本人はきれい好きですが、外国に比べてアトピーが多いのも事実です。赤ちゃんにとって過度な消毒をすること、皮膚を毎日石けんで洗うなど、きれいにし過ぎることはアトピー発症予防の観点からはお勧めできません。
赤ちゃんアトピーの治療
赤ちゃんアトピーのお薬は、体重や月齢に応じて注意深く調合しますが、原則、小児アトピーの治療と変わりません。
当院は皮膚の正常化による治療であり、ご希望がない限り、アレルギー検査やその他一般の血液検査は極力おこないません。
皮膚を元どおりに改善できれば、アレルギー全般に対応できます。
新内服薬の開始後は睡眠の質がよくなり、食欲が出ます。
この良い(掻きむしらない)睡眠中に赤ちゃんの肌はどんどん内側からきれいに再生されていきます。
軽症アトピー性皮膚炎のみと判断された場合には、ほぼ内服薬だけでの体質改善治療ができます。
しかし、アトピー性皮膚炎に感染症等、他の疾病を合併している、又は医師が中〜重症と判断した場合には病状に応じた外用薬、抗菌薬を混合した軟膏を塗り薬を最小限・最短期間塗布していただく場合があります。
赤ちゃんアトピー・湿疹症例 1
0歳10ヶ月男児 初診
アトピー素因をもった男の子。特に背中の湿疹がひどく、一部かき傷も見られました。
1ヶ月後:内服薬を開始して痒みもなく肌もきれいになってきました。
1ヶ月後
初診:アトピー素因をもった男の子。特に背中の湿疹がひどく、一部かき傷も見られました。
1ヶ月後:内服薬を開始して痒みもなく肌もきれいになってきました。
赤ちゃんアトピー・湿疹症例 2
1ヶ月後:痒みはもう殆どありません。
1ヶ月後
初診:痒くて夜もなかなか眠れず、ご両親も心配されていました。
1ヶ月後:痒みはもう殆どありません。
赤ちゃんアトピー・湿疹症例 3
0歳4ヶ月女児 初診
55日後:内服薬で痒み、赤みが治まって来ました。
5日後
3ヶ月後
痒みも湿疹も殆ど見られなくなりました。
赤ちゃんアトピー・湿疹症例 4
1ヶ月後
適切な診断と処置、治療により改善しました。
3ヶ月後
2ヶ月後:すっかり本来の肌を取り戻しました。
0歳4ヶ月女児 初診
熱傷様皮膚症候群、ブドウ球菌の感染が原因となる疾患です。
首の皮膚が赤くただれ、とても可哀想な状態でした。
0歳4ヶ月女児 初診
首の後ろもただれかけていました。
初診:熱傷様皮膚症候群、ブドウ球菌の感染が原因となる疾患です。
他院さまからの紹介で当院を受診されました。首の皮膚が赤くただれ、とても可哀想な状態でした。
首の後ろもただれかけていました。
1ヶ月後:適切な診断と処置、治療により改善しました。
2ヶ月後:すっかり本来の肌を取り戻しました。
体重6kg以上が治療できるスタートラインになります。
内服薬を開始して1ヶ月後、痒みもなく肌も綺麗になりました。